始めてみよう

終活

終活とは、自身の最期を迎えるまでの人生、その最期をどのように締めくくるかの人生設計であり、人により大きく異なります。
ただ、終活を行っている方、考えている方に共通していることは「迷惑をかけたくない」と思われているようです。しかし、誰にも迷惑をかけず終焉を迎えることができないのが現状です。そこで「迷惑」を最小限に抑え、希望を叶えるためにも自身の思いを残しておくことです。
財産の相続、葬儀やお墓のこと、病気や入院、延命治療等々を記しておくことで自身の希望を伝えることができます。財産の相続については「遺言書」を、その他の希望は「エンディングノート」に記しておきましょう。エンディングノートには法的拘束力はありませんが、残された方々に自身の思が伝わり、戸惑いも最小限になるでしょう。エンディングノートは書店等で販売されていますが、日ごろ思っていることをノートに記したものでかまいません。記載するときは、内容の重複を考慮して日付を入れておくようにしましょう。

元気なうちにできることは済ませましょう。

  • 財産について
    多い、少ないの問題ではありません。財産のあること自体が後にトラブルを起こす原因となりますので「遺言書」を残しておきましょう。
  • 介護について
    介護が必要になった場合に備え、介護保険のサービス内容や介護認定、介護施設等について予め知っておく。介護施設への入居を希望する場合は、実際に訪問して対応や雰囲気を確認することも必要です。
  • 病気について
    特に、延命治療についての意思は必ず伝えておきましょう。
  • 葬儀について
    葬儀を行う・行わない、行うのであれば、どのような葬儀にしたいのか、規模や参列者等々の希望を伝えておきたいものです。また、葬儀社から希望する内容の見積書を取り寄せておくのもよいでしょう。
  • 埋葬方法について
    先祖代々のお墓、新たにお墓を建立、散骨、樹木葬等の埋葬方法がありますが、ご自身はどのようにしたいのかを明確にしておくとよいでしょう。
    たとえば、新たにお墓を建立する場合、具体的な霊園名や寺院名、お墓の形や石材業者を指定しておくか、葬儀とは違い生前に建立しておくこともできます。なお、後々の管理についても検討しておく必要があります。
    散骨や樹木葬についても生前に希望する場所・方法・業者等を指定しておくとよいでしょう。
  • パソコンについて
    パソコンを使われている方は、プロバイダーの契約書類(ID、パスワード等が記載されている)やサーバをレンタルしている場合の書類等の保管場所がわかるようにしておきます。また、パソコンにパスワードを設定している場合や各登録先のID・パスワードも記しておきましょう。

その他、気の付いたことはその都度「エンディングノート」に記載して置くことにより、忘備録も兼ねますので是非作成してみてください。

Information<お知らせ>